質問と回答

カテゴリ 税金
質問項目 「事業的規模に満たない場合に、青色申告控除65万円を受けるには?」
質問内容 ななころ様

初心者質問で申し訳ありませんが宜しくお願いします。今年初めて木造アパート新築します。青色申告も、勿論初めてやることになります。10戸に満たないので事業的規模での控除が出来ません。

とは言え、現時点で、一棟以上買い進める予定もまだありません。本業の収入があるため、節税目的として事業的規模の65万の控除は欲しいので、新築アパートの屋根に太陽光発電をのせて、太陽光発電としてもう一つ開業届けを出して、そちらで控除をうけることを現役大家さんから聞いたのですが、合っていますでしょうか?

以上宜しくお願いします。
回答内容 ご質問ありがとうございます。新築アパートの購入おめでとうございます!ここらが不動産投資は本当の勝負ですが、まずはおめでとうございます。

さて、ご質問の件ですが、おっしゃる通り、青色申告の65万円控除を受けるためには、事業手規模の基準として「5棟10室」を満たしている必要があります。なお、戸建住宅はマンション2室に相当し、駐車場5台でマンション1室に相当します。

ただし、これは形式基準であって、絶対的な判断基準ではありません。例えば、所有しているのは区分マンション3部屋のみだけれど、家賃収入はそれなりにあるということであれば、事業的規模と認められる可能性はあります。

また、太陽光については、事業的規模を満たす基準は、「出力量50kW以上」とされています。
なお、出力量50kW未満の場合であっても、以下の4つのどれかに当てはまれば、一般的に事業所得になると考えられます。ご質問者様の場合は、「④賃借した建物や土地の上に設備を設置したとき」に該当してくるのではないでしょうか。


  • ① 土地の上に設備を設置した場合で当該設備の周囲にフェンス等を設置しているとき
  • ② 土地の上に設備を設置した場合で当該設備の周囲の除草や当該設備に係る除雪等を行っているとき
  • ③ 建物の上に設備を設置した場合で当該設備に係る除雪等を行っているとき
  • ④ 賃借した建物や土地の上に設備を設置したとき


参考に資源エネルギー庁のページをご紹介しておきます。
「太陽光発電設備」の導入をご検討の「個人の方」へ(平成27年度までに設備を取得された方)
http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/green_tax/greensite/green/


なお、すでにお調べになっているとは思いますが、青色申告65万円控除をするメリットとデメリットについてまとめておきます。

【メリット】
1. 65万円の青色申告特別控除が利用できる
2. 妻や子供に給料を支払うことができる
3. 回収できなかった家賃も経費計上できる
4. 火災や地震で発生した損失は全額を経費計上できる

【デメリット】
1. 事業税がかかる
2. 帳簿の作成が必要になる

 ちなみに、他の事業を営んでいる場合は、事業規模基準「5棟10室」を満たしていなくても、65万円控除を受けることができます。せどりやネットビジネスといった事業でも大丈夫です。

 なお、ななころの考えとしては、青色申告65万円控除は、帳簿ソフトを買ったり、場合によっては税理士に相談したり、それなりに手間と時間とお金がかかりますので、事業的規模に達してからでもいいのかなと思います。
以上、参考になれば幸いです。


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