質問と回答

カテゴリ 経営
質問項目 「サブリース契約の解除について」
質問内容 公開質問をよろしくお願いします。サブリース契約解除について、私の知り合いの大家
さんがサブリース契約解除についてかなりもめております。もちろん契約内容にもよるの
でしょうが、サブリース契約を解除することは一般的に難易度の高いものなのでしょうか。


客付に問題のなさそうな場所で、サブリース契約での利回りがそこそこある物件なら、
サブリースを外せば、かなりいい利回りになるのでないかと考えております。
回答内容 残念ながら、一般的にサブリースは非常に解除が難しいとされています。なぜなら、大
家(貸主)とサブリース会社(借主)の間で「借地借家法」が適用されるという最高裁の
判決が出てしまっているからです。


※参考 「サブリース契約の解除に正当事由は必要か/事業目的のサブリースも借地借家法
の適用は免れず」週刊住宅新聞(平成24年9月10日)の記事より
http://www.kaneko-law-office.jp/fudo/H24.9.10.html


借地借家法は借り手側に非常に有利な法律です。通常、大家(貸主)と入居者(借主)
との間では「普通借家契約(定期借家契約に対して)」を結びますが、入居者がどんなに
ひどい入居者であっても、退去してもらうことはほぼ不可能です。ちょっとやそっとの契
約違反や滞納ではダメなのです。


さらに、契約期間が終わっても、「正当事由(借地借家法 26 条)」がなければ、契約は
そのまま更新されるという、大家にとっては恐ろしい法律です。「大家は金持ちで強者、
入居者は貧乏で弱者」という考えが、根底にあるからのようです。
それでは、サブリースに話しを戻してみると、サブリースもこの借地借家法が適用され
るとなると、大家が「貸主=強者」で、サブリース会社が「借主=弱者」となってしまう
わけです。なんと理不尽な・・・!?(怒)サブリース契約を解除するのが難しいと言わ
れる所以です。


ですから、サブリース契約を結ぶときはより慎重にならなければいけないのですが、知
らずに契約を結んでしまった場合は、違約金を払うか、正当事由を積み上げて契約更新の
数か月前(契約内容によるが、借地借家法では6か月前)に通知、解除に持ち込むしかな
いと思われます。悔しいのですが。。。

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