質問と回答

カテゴリ 投資
質問項目 「野立ソーラー投資はどうなのでしょうか?」
質問内容 お忙しい所申し訳ありませんが、質問させてください。先日の●●さんという方のセミ
ナーに参加したのですが、そこで野立ソーラーの話が出ましたので、ななころさんにお伺
い野立ソーラー投資は成り立つのか、またおススメできるのかご意見を伺いたいです。

そのセミナーのポイントは、、、

・ 野立ソーラーの機材が 2000 万
・ 長野もしくは山梨に 100 万で土地を購入
・ 2000 万については信販会社が 15 年固定金利で貸してくれる
・ 49kW 発電用のシステムなので政府が 20 年間買取金額を保証している
・ 年収は 400 前後でも融資アレンジが可能。
・ 管理費込みでキャッシュフローが月 6~7 万は最低でる。(発電量によって変化)
・ しかしながら、動産に対して融資が行われるので、銀行からの評価悪くなる。(銀行か
ら融資が引けなくなる)

という話でした。非常に眉唾な話のように感じましたが・・・
回答内容 ソフトバンクグループが今春にも企業向けの電力小売り事業に参入するなど、太陽光発
電が原発に代わるものとして注目されていますが、私もここ数年注目しており、導入の機
会や世の中の動向を伺っているところです。
太陽光については、玉川陽介さんのサイトがとても参考になるので、ぜひ参照してみて
ください。さまざまな角度から検証しており、とても参考になります。

・[11-6] 太陽光発電(メガソーラー) http://cpx.co.jp/articles/106/index.html

玉川陽介さんの結論を要約すると、以下の通りです。(リスクに部分については、サイ
トで詳しくお読みください。)

・ 法人で不動産を売却して高額な利益を得て、税金対策を考えている人には特にお勧めで
きる投資対象
・ 1 メガワットを超えるプロジェクトに融資を付けることができれば投資妙味がある
・ 基本的には 20 年のうち最初の 10 年で投資回収できるので、最初の 10 年の間にトラブル
がなければ損は出ないはずである。20 年国債の IRR は税引前 1.67%(2013 年 8 月 21 日)
ですので、それと比べても税引前 IRR6%という悪くない超過リターンであり、かつキャ
ッシュフローが非常に良い投資であるため前向きに検討できると思います。そもそも太
陽光発電は国策ビジネスですので、他の投資よりも有利な条件であるのは、ある意味当
然でしょう。
・ 融資付けにもブローカーが付き、誰でも太陽光を購入するための融資を付けてあげる代
わりに手数料を数千万円ほど要求。法外な手数料ではあるが、それでもまだ太陽光から
の利益で十分に支払ができるので、申し込みが殺到、ブローカーも儲かっている。

一方、私の考えとしては、たとえ儲かる確率の高い投資だとしても、次の理由から「今は
やらない」というのが結論です。これはあくまでも私の考えであり、私の投資スタンスで
す。ですから、投資をする人を否定もしませんし、批判をするつもりもありませんので、
興味の無い方は読み飛ばしてしまってくださいね。

1 政府や国への依存度が高過ぎるため
現在の太陽光は、政府が 20 年間買取金額を保証して初めて成り立つ投資です。私は日本
が好きで、政府や国をある程度信頼してはいますが、年金にしろ国や政府に依存するのは
危険だと考えています。政府の保証がセーフティネット的になっていて、保証してくれな
くなったとしても投資として成り立つようであれば考えますが、依存度が高過ぎる投資は
危険だと考えています。また、インフレリスクも高いと考えています。

2 技術革新の速度が速く、10 年後 20 年後の太陽光発電の未来を予想できないため
IT の分野を考えると分かるのですが、たった 10 年でものすごい速度で進化をしていま
す。ソフトバンクの孫社長が計算したところによると、「2018 年頃にはコンピュータ・チッ
プの容量が人間の脳細胞の容量を超える」(ムーアの法則)そうで、現実にその通りにな
ってきているそうです。
これはエネルギーの分野も一緒だと私は考えています。10 年後ですらまるで違う世の中
になっているのですから、たとえ 20 年後に太陽光発電が主流になっていたとしても、現在
の太陽光発電がすでに時代遅れの技術となっている可能性は十分考えられるからです。

3 誰かが損をして、誰かが得をする仕組みになっているため
玉川陽介さんのサイトでも解説されていますが、「電力会社は 36 円で買い取った電力を
30 円以下で家庭や企業に販売するため、損が出る構造となっており、この損を埋めるため
に、たとえば東京都では再エネ賦課金として 1 家庭あたり 84 円程度の電気料金値上げをし
ています。」とあり、一般家庭が損をして企業や投資家が得をする構造になっています。
このような構造は古い考え方であり、これからの時代には相応しくなく、近い将来破綻す
ると私は考えているからです。

PDFファイル

ご覧の環境では、object要素がサポートされていません。
PDFファイルをダウンロードしてください