【第1話】不動産投資で大失敗、購入した物件が

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※この記事をお読みになる前に※

この記事は実際の不動産体験をもとにしていますが、多少アレンジした「フィクション」として楽しんで頂けると幸いです。
目次

◆初めて買った物件が・・・

ななころさん、先日落札した物件なのですが、○翼のボスの物件でした・・・

 それは、浮かれていたわたしを奈落の底に突き落とす突然の電話だった。

 わたしは30代のごく普通のサラリーマン。毎朝の通勤電車の窓を流れる景色をぼんやり眺めながら「何のために俺は働いているんだろう・・・」と、勤め人の理不尽さを嘆くだけの無能なサラリーマンだった。

 ところが、結婚をきっかけに不動産投資に興味を持ち、不動産の卸売市場と呼ばれる競売に初めて挑戦。地方の鉄筋コンクリート(RC)1棟マンションを落札。満室であれば年間380万円の家賃収入を得られる利回り47%という驚異の物件だった・・・。

 「投下した金額をわずか数年で回収できる!」「ここからは順風満帆な人生が待っている!」はずだった。ところが、現実は甘く無かった。。。

◆素人が手を出してはいけない物件だった

えっ!?〇翼?どっ、どういうことですか・・・?

 わたしは何度も聞き返した。落札を代行をしてくれた不動産屋の話しによると、地元では知らない人はいないほど有名で、近寄ってはいけない人物らしい。

 「まっ、まさか・・・、現地調査した時に目の前にあるクリーニング屋さんは何も言ってなかったし、怪しい雰囲気も無かった。不動産屋もひどいじゃないか、入札する前に言ってくれれば!」自分のミスを他人のせいにしたくなる自分がいる。

大失敗だ・・・
素人が手を出してはいけない世界だった・・・
法外な金銭を要求されたらどうしよう・・・
嫌がらせで部屋をめちゃくちゃにされたらどうしよう・・・
家族を危険な目に会わせてしまったらどうしよう・・・

 頭の中をいろいろな思いが駆け巡る。不動産ど素人だったわたしは、どうしたらいいか分からず、先が真っ暗になった。ただただ狼狽していた。

 ネットを調べると、いわくつきの物件を落札した人が明け渡し時に軟禁され怖いに目にあったり、部屋中スプレーで落書きをされて嫌がらせをされた画像を出ていたりする。良くない事ばかりが頭に浮かぶ。思わず頭を抱えてしまった。

 電話越しでは、不動産屋が何やら話し続けている。茫然としていたわたしにはほとんど耳に入ってこなかった。一言「考えてから、また折り返します。」というようなことを伝えて電話を切った。頭が真っ白だった。。。

◆不動産投資に興味を持ったきっかけ

 わたしはもろ体育会系の企業に勤めるサラリーマンだった。毎日朝早く起きて電車に飛び乗り、夜遅い時も多く家に帰って寝るだけの生活。サラリーマン生活に疑問を抱いてはいたがなにかアクションを起こすわけでもなく、朝の満員電車の中で毎日考えてはいたがただただ日々を費やしていた。

 ところが・・・

(第2話につづく)


◆編集後記 

 今振り返ると本当にいろいろな失敗がありました。怖かったことや苦々しいこと。思い出したくもない失敗もたくさんありました。たった5年間のできごとだけれど、久しぶりに会った友人からは、「別人のように変わった」と言われるぐらい大きく成長することができました。

 「大きく変わる」と書いて「大変」とは、誰が言っていたか忘れてしまいましたが、とても気に入っている名言の一つです。失敗して大変なことがたくさんあり、それを乗り越えてきたからこそ、大きく成長できたのだと感じる次第です。

「大変」という漢字は、「大きく変わる」と書きます。大変な状況を克服しようと、自分自身が大きく変わるチャンスなんだと自分に言い聞かせるようにしています。

 これまでの失敗を公開するのは、本当に顔から火が出るほど恥ずかしいのですが、これから不動産投資を始める人にとって役立つことも多いのはないかと思い、こちらのコラムでシェアしていこうと思います。

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この記事を書いた人

30歳ど素人サラリーマンが不動産投資に挑戦して大失敗|地元では有名な○翼のボスの所有する手を出してはいけない物件だった。。|現在4棟40戸+5店舗所有|年間家賃収入2500万円|2012年脱サラ|投資家の集まるコミュニティを10年以上運営|不動産投資を手段の1つとして人生を自由に描くをモットーに活動中!|

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