◆不動産投資で失敗する人が続出・・・
「リスクなく少額で始められる不動産投資に興味ありませんか?」
「今から老後のためのマンション投資で資産形成しておきませんか?」
「生命保険代わりにもなりますし、節税にもなりますよ!」
不動産投資に興味を持ち、「やってみるか!?」と軽い気持ちでマンション投資を始めて後悔するサラリーマンが後を経ちません。後悔で済めばまだ良い方で、なかには自己破産や自殺を考える人もいるほどです。
僕たちサラリーマンが不動産投資に興味を持つと、一番最初に目にするのは「マンション投資(区分投資)」ではないでしょうか。マンション投資会社は儲かることもあって、広告費をがんがん使って宣伝しているため、目にする機会が多いからです。
「毎月数万円の投資で都心のマンションが買える」という誘い文句が、僕たちサラリーマンの心をくすぐります。「マンションオーナー」って心地良い響きですよね。
また、会社の上司や先輩や同僚から「実は俺もやってるんだ」と誘われて、つい信用してしまう人が少なくありません。これがやっかいです。紹介者には紹介料がたんまり入ることもあって、内々でどんどん広がってしまうのです。

ライフデザイン実践会に相談に来る方の多くも、最初にマンション投資で失敗してしまった人が多いです。。。(涙)
◆新築ワンルームマンション投資の裏
最も典型的なマンション投資の失敗例は「新築ワンルームマンション投資」です。
メリットばかりの営業トークは、デメリットを隠すための巧妙なトークです。本来投資とは利益を出してナンボですよね。不動産投資で成功して脱サラ&セミリタイヤするこだって夢ではありません。
ところが、ほとんどの新築ワンルームマンション投資は利益が出せません。本来の投資とはかけ離れており、脱サラ&セミリタイヤどころか、私たち投資家が多額の借金とリスクだけ背負って、不動産会社ばかりが美味しい思いをする投資なのです。
巧妙な営業トークの裏側を覗いてみましょう。



毎月数万円の投資で都心にマンションが買えます!



(毎月キャッシュフローはマイナスですけどね)



毎月少額の投資で資産が持てます!



(売却しようと思ったら多額の損切りが必要ですけどね)



少ないリスクでマンション投資が始められます!



(買ってもらった時点で私たち大儲け確定ですけどね)



家賃保証があるので空室リスクがありません!



(毎月利益を吸い続けますけどね)
すべての新築ワンルームマンション投資が失敗とは言えないのかもしれません。購入のタイミングと売却のタイミングがたまたま良くて大きな利益を出せた方も数人います。
ただ、彼らも狙って利益を出せたわけではなく、最初は購入してしまったことを後悔され相談にこられました。そこで「売りましょう!」と高値売却までの道筋をアドバイスし、即座に実行に移したことが功を奏しました。
たまたまタイミングが良かっただけです。ギャンブルに勝ったイメージに近いです。投資とはとても呼べるものではありませんでした。
ですから、ほとんど新築ワンルームマンション投資には決して手を出してはいけないと僕は考えています。



新築ワンルームマンション投資に手を出すのは絶対にやめましょう!
◆もっと悪質なマンション投資の手口
マンション投資で後悔しているだけならまだ”マシ”なのもかもしれません。即座に破綻に追い込まれるわけではないからです。(そこがやっかいなのですが・・・)
世の中にはもっと悪質な手口があるんです。突如として奈落の底に突き落とされるような恐ろしい手口です。
たとえば、大きく世間で問題なったのでご存知かもしれませんが、2023年に明るみになった「ReVie・BLAZE問題」です。第2のかぼちゃの馬車事件とも言われており、多くのサラリーマン投資家が被害にあってしまいました。
ReVie・BLAZE問題とは?
マンション販売会社 株式会社Revieと管理会社BLAZEの悪質な手口が発覚した問題。管理会社BLAZEが相場とはかけ離れた賃料のサブリース賃料を支払うことを顧客に約束し、株式会社Revieが販売価格を釣り上げて顧客にマンション販売していた。
<参考記事>
サブリース賃料未納問題浮上(引用:全国賃貸住宅新聞)
この他にも「デート商法」と呼ばれるマンション販売の手口もあります。「デート商法」とは「恋人商法」とも呼ばれ、異性への恋愛感情を巧みに利用して顧客に近づき投資用マンションを購入させる商法です。マンションを購入した途端、連絡は一切途絶えてしまい、多額の借金だけを負うことになるのです。
このように昔からマンション投資には悪質な手口が横行しています。営業マンの口車や悪質な手口から身を守るためには、マンション投資を始めるには事前の知識武装と準備が必要なのです。
◆ななころも不動産投資で失敗人の一人
実は恥ずかしい話、私ななころも不動産投資で失敗した1人です。。。
最初に購入した1棟マンションは、もともと地元では有名な反社のボスの所有していた物件でした。お金に困っていた反社のボスに何度も脅されました。外壁塗装の時には建物の周りをぐるりと高級車で囲まれました。建物の周りの草むしりをしている時には車で轢かれそうにもなりました。
いわくつきのこの物件を管理してくれる地場の管理会社は見つからず、賃貸借契約の引き継ぎや入居募集もままならない状態になりました。よく眠れない日々が続きました。
そこで痛感したのは「事前の勉強」「1人で不動産投資することの限界」です。本やネットの情報だけではどうにもならないことがあるということを思い知ったのです。
その痛い経験から不動産投資家が勉強する場、情報交換する場をつくり、相談に乗ってくれる信頼できる相談者を見つけました。ひたむきに行動して失敗を取り戻そうと実践努力しました。
そして、気がついたら失敗から立ち直り、最初の物件を買ってから5年後にな当時の給与をはるかに超える家賃収入を得ていました。2012年にサラリーマンを卒業することができました。
今では個人法人合わせて合計4棟40戸+5店舗を所有、年間2500万円ほどの家賃収入があります。子育てと自宅で国際交流を楽しみながら毎日を過ごしています。1年のうち半年海外、半年日本でのグローバル多拠点生活を将来夢見ています。


◆失敗から大逆転復活するためのステップを解説
僕が最初の物件購入で失敗しどん底にいた時、助けてもらった不動産投資の先輩でありメンターでもあるMさんに言われた言葉があります。「君がやがて成功したら、同じように苦しんでいる人を助けてあげるんだよ!」
もちろんMさんには投資実績で遠く及びませんし、大きな成功を手にしたわけではありません。それでも、僕のアドバイスによって失敗から立ち直り大きく成功した人が何人もいます。セミリタイヤした人も大勢います。僕にできることがあるんじゃないかと思い、この記事を書くことにしました。
今この記事を読んでくださっている方の中には、僕と同じように不動産投資に失敗してよる眠れない日々が続いている人もいることでしょう。「なんとかしたい!」と必死に努力して、この記事にたどり着いたんだと思います。
そんな不動産投資に失敗した人、特にマンション投資で失敗してしまった人のために、僕の経験や立ち直った人の実例を参考に、失敗から大逆転で復活するための7つのステップをお伝えしていきます。少しでも役立つ人がいてくれたらと願っています。
不動産投資家ななころ