【第3話】不動産投資はサラリーマンこそ有利?

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※この記事は実際の不動産体験をもとにしていますが、多少アレンジした「フィクション」として楽しんで頂けると幸いです。
目次

「医」「食」「住」「教育」に関わるビジネスは成功しやすい?

 インドカレー屋さんで出会った本をさっそく購入。「アパート経営術」と銘打たれた本には、わたしの想像もしなかった世界が広がっていた・・・

 このカレー屋のオーナーであり著者は元銀行員。サラリーマンだった銀行員時代から不動産投資をスタート。11年で10棟の新築アパートを建て、家賃収入6500万円を達成。

 「医」「食」「住」「教育」に関わるビジネスであれば成功しやすいと考え、アパート経営を始めとして、インドレストランの経営や家庭教師の派遣事業など、多岐に渡ってビジネスを展開し成功していることが書かれていた。

サラリーマンだから有利???

 これまで私は不動産投資は一部の人しかできない投資だと思っていた。ましてやごくごく平凡なサラリーマンのわたしには程遠い世界だと思っていた。

 ところが、その本には「サラリーマンだからこそできる」「サラリーマンだからこそ有利」ということが書かれており、天と地がひっくり返るほどの衝撃を受けたのだ。

 さらに、少ない自己資金で始められること、安定した給与収入のあるサラリーマンだからこそ融資が受けやすく、税制面でも有利であり、大家業はアウトソースの仕組みがしっかりしているため片手間でできることなどなど、わたしの中の常識がガラガラと崩れていった。

 そして、興奮しながらあっという間に読み終わり本を閉じようとした頃には、わたしにもできるのではないかと思うようになっていた。

行動ときどき挫折

 しかし、興奮が過ぎ去り落ち着いてくると、疑問や負の感情が次々沸いてきた。

この著者が言っていることは本当なんだろうか・・・
不動産投資についてまったくのど素人のわたしなんかにできるんだろうか・・・
そもそも貯金は300万円ほどしかない。いくらなんでも少な過ぎるのでは・・・

 本には詳しい答えは書かれていない。新しい世界への扉が開けたと思ったら、次々と疑問が沸いてきて、やがて次の日には疑念に変わり扉を閉じていた。。。

あきらめきれない・・・

 しかし、心のどこかににひっかかっていた。あきらめきれずにいた。あの本を読んだ時の興奮を忘れられなかった。新しい扉の先が少し見えた。

 あきらめきれないわたしは、もっと不動産投資関連の本を読んでみようと思い、本屋へ駆け込んだ。不動産投資とタイトルの付く本をいくつか購入した。すると、購入した本の中に、さらに衝撃的な本に出会うことになる・・・

(第4話につづく)


◆編集後記

 今振り返ってみると、この頃のわたしは心がブレまくっていました。自分たちの新居を探さなければいけないのに、他人の住む家を買おうとしているんですから、相当だったと思います(笑)。結婚を翌年に控え、いろいろと迷っていたんでしょうね。

 2006年当時はまだ不動産投資ブームの走りの頃で、情報も少ない状況でしたが、今では情報で溢れています。すると、かえって判断がブレてしまい、行動できない人も多いのではないかと思います。

 わたしが勝手に名前を付けた法則なんですが、「レンズの法則」というのがあります(笑)。カメラのレンズの焦点を合わせる時、ほとんどのカメラが一瞬ブレますよね。一瞬ボヤけてから、ぐっと絞り込まれていく。レンズは目標に焦点を合わせるために、いろいろと距離を計算しているわけです。

誰しもが最初、カメラのレンズの焦点を合わせる時ののように、心がブレブレになる時がある。これを「レンズの法則」と名付けよう!

 不動産投資も一緒で、行動しようとすると、途中でいろいろとブレてしまうことがあります。混乱とも言います。しかし、この「ブレが悪いことか?」と言ったら、わたしは今ではむしろ良いことだと考えています。

 目標に向かって挑戦しようと行動するとブレはよくあることで、あなたの優秀な脳が、目標まで過程を、いろいろと計算してる結果なのです。ですので、これからも「ブレ」を楽しみながら、行動していくといいかなと思います。

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この記事を書いた人

30歳ど素人サラリーマンが不動産投資に挑戦して大失敗|地元では有名な○翼のボスの所有する手を出してはいけない物件だった。。|現在4棟40戸+5店舗所有|年間家賃収入2500万円|2012年脱サラ|投資家の集まるコミュニティを10年以上運営|不動産投資を手段の1つとして人生を自由に描くをモットーに活動中!|

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